ここらへんでIT企業らしくデータベースの話を。
データベースエンジンといえば、真っ先に思いつくのは、
SQLserverとOracleではないでしょうか。

それもそのはず、国内で使用されているデータベースの7割が上記の2つで占められています。
両者を比較すると、それぞれ利点欠点があるかと思いますが、わが社の「エース」シリーズは
SQLserverで動作しています。

Oracleと言えば、某オンラインゲームで採用されている優れたデータベースなんですが、
やはり、Microsoft-Accessとの互換性を考えてSQLserverを採用したという経緯があります。

ご存知の通り、データベースの操作には、SQL言語(Structured English Query Language)という特殊な言語で操作を行います。

この言語は、データベース毎に微妙に異なります。いわゆる方言です。

例えば、売り上げテーブルと顧客マスタを連結してレコードを取得する場合

Oracleで以下のように書きます。

-----Oracle------
SELECT 売上テーブル.*,顧客マスタ.*
FROM  売上テーブル,顧客マスタ 
WHERE 顧客マスタ.顧客コード=売上テーブル.顧客コード

しかし、SQLserverではこの書き方だとエラーになります。

-----SQL server----
SELECT 売上テーブル.*,顧客マスタ.*
FROM  売上テーブル INNER JOIN 顧客マスタ 顧客マスタ.顧客コード=売上テーブル.顧客コード

2つの違いのように書き方が全く違います。
言い換えると、OracleデータベースにソフトウェアをSQLserver用に作り替えるとしたら大変な手間を要します。

尚、Accessの構文とSQLserverの構文は非常に似ており、Accessで構築したソフトウェアはSQLserverにアップグレードしやすいです。
データベースは慎重に選ばないといけません。

Oracle
http://www.oracle.com/jp/index.html

SQLserver
http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/products-SQL-Server-2014.aspx

by Roku